シーシャバーの許認可取得法
2025/03/04
シーシャバーの開業を検討している方々にとって、許認可取得は重要なステップです。シーシャ文化が日本での人気を集めていますが、お店を開業するためにはいくつかの許認可が必要になります。本ブログでは、シーシャバーを開業するために必要な許可や申請手続きについて詳しく解説します。法令や手続きの流れを理解することは、スムーズな開業に向けて欠かせません。これからシーシャバーを始めたいと考えている方々にとって、有益な情報を提供し、安心して開業できる手助けをすることが目的です。ぜひ、お読みいただき、シーシャの魅力あふれる世界へ一歩踏み出しましょう。
目次
シーシャバー開業への第一歩:許認可取得の重要性
シーシャバーを開業する際には、許認可を取得することが非常に重要です。シーシャ文化が日本で人気を集める中、行政書士は許可申請手続きのプロセスをサポートできる貴重な存在です。
最初のステップとして、飲食店営業許可が必要になります。これには、保健所への申請や、必要な設備が基準を満たしているかの確認が含まれます。
次に、タバコ販売業許可も必要です。これは、シーシャに使用するタバコの販売に関する規制を遵守するためのものです。タバコ小売販売業許可とタバコ出張販売許可のうちどちらかの許可が必要です。
行政書士は、これら複雑な手続きを円滑に進めるためのアドバイスを行ってくれます。さらに、許認可取得後も、営業活動に必要な手続きや更新に関する支援を受けることで、安心してビジネスを運営できるでしょう。 今後、シーシャバーの開業を考えている方には、許認可取得の重要性をしっかり理解して、スムーズなスタートを切ることをお勧めします。
まずは、タバコ出張販売許可の取得
シーシャバーの開業を目指す場合、まず重要なのがタバコ関係の許認可の取得です。
先述の通り、タバコ関係の許認可には二種類あります。タバコ小売業許可とタバコ出張販売許可です。
多くのシーシャバーはタバコ出張販売許可を取得しています。
これは、シーシャの販売元(仕入先)が取得して、シーシャバーで販売するというイメージになります。そのため、業務委託に関する契約書が必要になってきます。
なぜ、こちらを取得するシーシャバーが多いのかというと、タバコ小売業許可よりも取得が簡単だからです。
必要書類
・出張販売許可申請書
・ニ十歳未満の者の喫煙防止に係る誓約書
・製造タバコ等を販売することできる旨を証明する書類
・出張販売所を示す図面
・業務委託の内容を明らかにする書面
・同意書
上記の書類を提出して、施設の基準が法令に合致している場合は許可を得ることが出来ます。
こちらに様式などがあります(財務省のHP)
タバコ小売販売許可について
前の段落では、シーシャバーを開業する際のタバコ出張販売許可について書きました。今度は、タバコ小売業許可です。
こちらは、自分たちがタバコの小売業をスタートするということで、より許可の要件が厳しくなっています。新規の許認可を取得するというのはどんなことでもハードルが高いものです……ですので、実際はほとんどシーシャーバーが、タバコ出張販売許可を取得しているというわけです。さて、難しさを知っていただくために要件を書いていきます。
要件
1.人的要件
たばこ事業法違反で処分を受けてから2年たっていない者、破産申告開始して復権をしていない者等です。
2.営業所の位置
袋小路に面している位置にある等著しく不便な場所にある場合NGです。
3.売上要件
月に4万本に満たない販売数の場合は許可を得られません。
4.距離基準
最寄のタバコ店と最低でも離れていなくてはいけない基準が決まっています。例えば、指定都市の繁華街Aだと25m、指定都市の市街地だと100mとなっています。直線距離ではなく、上り下りなどもカウントされます。
5.法人の定款への記載
法人の場合、定款へ記載されていなくてはなりません。
このように要件が非常に多いです。それらを満たしたうえで書類を作成しなくてはならない上に、標準書る期間が2か月ですので、スピーディーな開業を目指している方には向かないのです。
飲食店許可の取得
さて、次に飲食店許可についてみていきましょう。こちらは別記事にも詳しく書いておりますので、こちらでの記載は簡単にします。
店舗を開業したいと考えている地域の保健所へまず相談に行き、そこで実際に店舗に関する相談を受けたうえで内装工事を行うという手順が大切です! 順番を間違えると改装しなおさなくてはならないという大変な目にあうこともありますので、くれぐれも順番だけは間違わないようにしましょう!
深夜も営業したいと考えている場合は……
シーシャバーを深夜(0時以降)も開きたい。営業したいという場合は、深夜における酒類提供飲食店営業届出を出さなくてはなりません。風適法に書かれている届出の一種です。詳しくはこちらです。
この届出もやはり、開業前に警察へ相談することが大切です。と言いますのは、設備について許可を得なくてはいけないからです。順番を誤ると大変なことになってしまいます。
基本的には、事業計画や内装に関する大まかな計画が出来たら、保健所と警察署へ相談に行き、内装についてOKを貰うところからスタートするということですね。同時並行で、タバコ出張販売許可を申請することになります。
計画時点で手順をしっかり立てる必要があり、それぞれの許認可取得についてもエネルギーが必要になってきます。ぜひ、行政書士にご相談ください。事業者の皆様が事業に集中できるようにサポートいたします。
安心してシーシャバー開業へ:すべての手続きをスムーズに進めるために
シーシャバーを開業するにあたり、まず考慮すべきは各種許可の取得です。日本では、シーシャバーが飲食店としての営業許可を受ける必要があります。この許可は、食品衛生法に基づき、所定の設備基準を満たす必要があります。また、タバコ出張販売許可または、タバコ小売業許可も取得が求められます。このような許可を得ることで、安心して営業ができるようになります。 申請手続きには多くの書類が必要で、例えば、店舗の図面や衛生管理についての書類などがあります。これらは、行政書士のサポートを通じて効率的に準備することが可能です。行政書士は、法律知識に基づいたアドバイスを提供し、書類作成を助けるため、起業家の負担を軽減します。 スムーズな手続きを実現するためには、早めの相談と準備がカギです。シーシャバーの開業に向けて、一歩踏み出しましょう。