資格取得は在留に有利? クルド人男性の記事から 行政書士が解説
2024/11/05
横浜の行政書士奥本聡です。今回は在留資格取得に関するお話です。
最近、何かと話題になるクルド人の方のニュースが東京新聞で取り上げられていました。(記事はこちら)
この記事の中では、日本に滞在するクルド人男性が廃棄物処理に関する試験(「特別管理産業廃棄物管理責任者」か「廃棄物処理施設技術管理者」)に合格したということがニュースになっていました。男性は、このどちらかの試験に合格したということでしょう。男性は、仮放免の状況ではあるが資格を取得したようで、今回の資格が在留資格の取得に役立つのではないかと期待しているとのことが書かれている。
さて、それでは、今回の資格取得が実際に在留資格取得に役立つのでしょうか?
行政書士として言えるのは、「役立つ可能性がある」というものです。
と、言うのは、在留資格には様々なものがあり、国家資格を持っていたとしてもそれと関係のない仕事につく場合は、その国家資格を持っているということについてそこまで意味がないためです。
ですので、今回のケースの場合は、産廃業者において、その資格が必要な役職に就く場合について、資格が持たない場合よりは在留資格の取得に有利であると言えます。もちろん、この方の経歴を含めて様々なことがかかわってきますので、取得できるかどうかはわかりません。
ただ、言えるのは、産廃業関連で、当該資格が必要な仕事につくのであれば有利になるということです。当然、雇用契約を結び、その仕事についてもらうことを明確にしなくてはなりません。入管では、過去にどのような申請をしたのかについてもチェックをしています。ですので、その申請内容からブレがないか? 前向きに取り組んで不法なことはしなさそうか。そのようなことをチェックします。
在留資格取得を検討されている方はぜひ横浜の行政書士奥本聡事務所へご相談くださいませ!
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