相続をするときに考えておきたいことを行政書士が解説

横浜の行政書士奥本聡です。今回は、相続をすることになったときに考えておきたいことについてお話いたします。

多くの方は、「相続税」という言葉を思い浮かべるかもしれませんが、実は私が対応することになった案件の中では、「相続税」を支払わなくてはならない案件は多くありませんでした。もちろん、相続税を支払う案件も引き受けますが、引き受けた案件の多くは払わなくてもよいものでした。

と言いますのも、相続財産の多くを占める土地について、「小規模宅地等の特例」というものが存在するためです。
簡単に言うと、一緒に住んでいる親族が相続した場合330㎡以内であれば、最大80%相続税の課税価格に算入される金額が減りますよというものです。

事業用（貸付事業も含む）に使っている場合もそれぞれの条件によって減額されます。

減額される割合も大きいので、相続税を払わなくて済むケースがあるんですね。

ただ、会計士（税理士）の友人から教えてもらいましたが、相続税を払わない場合でも、特例を使う旨の相続税の申告は必要だとのことで注意が必要です。

話がそれました。

相続をするべきときに1番に考えることは、相続人間でどのようにコミュニケーションをとっていくのかということです！

これが本当に大切なのです。仲が悪い相続人同士でも、話をしなくてはいけません。あるルールに則って進めていかなくてはなりません。財産を隠そうとしても、専門家が来ればある程度分かってしまいます。公平に話をしなくてはなりません。

実は、それが相続人全員にとって一番良いやり方なのです。

好きではない人だからこそ、あとくされが無いように進めることでその後のことも心を穏やかにして、進めることが出来るとお考え下さい。

相続人同士で争いが起き、裁判となると、時間も、お金も、心も消耗してしまいます。そうすると、相続したはずのお金や財産も「これっぽっち」と感じてしまうかもしれません……

相続のことは横浜の行政書士奥本聡へご相談くださいませ！