行政書士奥本聡事務所

AEDで人命救助をしたのに被害届を出された!? 行政書士が解説

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AEDで人命救助をしたのに被害届を出された!? 行政書士が解説

AEDで人命救助をしたのに被害届を出された!? 行政書士が解説

2025/01/23

横浜の行政書士の奥本聡です。衝撃的なニュースが流れました。「AEDで女性を究明した男性が強制わいせつの被害届をだされた」というものです。(記事はこちら

 

これはびっくりです。私もXでびっくりしたと発言したところ、被害届は形式が整っていたら警察は受理しなくてはいけないというリプライが来ました。もちろん、それは知っています。そうしないと、恣意的な運用が可能になってしまいますからね。しかし、原理原則と実務というのは、違うことが一般的です。

私も、告訴状作成と同行支援を何度もしていますが、要件が整っていないとか、事実が弱いといった場合は、とりあえず話だけは聞いておくけれども難しいですよと伝えられます。また、「これでは仮に告訴状を受け取ったとしても、検察が起訴しないかもしれませんよ、ですのでちょっとこれは難しいです」といわれたことも言われたことがあります。(幸い、ネット上の誹謗中傷案件ではそういったことは言われていません)

さて、今回はAEDを使って人命救助をしたら被害届を出されたということですが、いったいどうやったのか……不思議に思います。

不同意わいせつの中の同意が出来ない状況であったというところは確かにそうなんでしょうね。AEDですから。でも、本当にわいせつなことをしたのかというとそこがクエスチョンです。

また、今回は救命された女性ではなく、その親が被害届を出したということですが、なかなか本人以外の人が被害届を出して、受理されるというのも珍しいです。もちろん、本人は意識が無かったので、状況を聞いたor知った親がということなのでしょうがこちらもびっくりです。

そもそも、AEDで救助するにあたって、救助者が救急のためにやむを得ない判断でやった、または本人に救命知識はなかったために、それをしなければいけないと信じるに足りる状況であった場合、犯罪としての構成要件は弱いように思います。

 

変な話ですが、このようなことがあったからと言って、AEDを異性に使わないようにしようというのはちょっと違うんじゃないのと私個人は思います。

一方で、何かの被害に遭った方が泣き寝入りするのはやはりよろしくないことです。行政書士奥本聡は出来る限りあなたのお力になるように努力いたします。
 

仮に告訴状作成するには弱いことであっても、様々な解決方法や本当のニーズを一緒に探ってお客様の満足できるよう努めていきます。

 

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